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フェンダースタッフによるダイアリー
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2005年06月29日
Happening Day

この様な仕事をしていると多々、予想外の出来事、しかも数百、数千、数万人のお客様に多大な影響を及ぼしてしまう事に遭遇する、まったく歓迎しない出来事。我々の言う、Happening Day。LIVE時に「音」として、皆さんを盛上げるギター、ベース、アンプが突然、音が出なくなったりしてしまう。通常は、それを考えてサブ用機材を用意してあるが、アーティストの中には、どうしても「これ」で勝負したい、今日はどうしても「これ」で演奏をしたいと言う時がある。愛着(分身)。原因が必ずある事であるが(断線等)、修理する時間と開演時間の差が少ない、一時的には直せても演奏中にまた起こってしまったら...、アーティストが心配して集中出来ない...。様々な事が考えられ、また逆に、これら一つでも冒してしまう事は、我々にとって、それこそ「プロ失格」なのである。

今年起きたHappening Dayの思い出を一つ、それはZONEのLAST LIVE初日、忘れもしない2005年3月18日、ZONE LAST LIVE初日、三郷公演、開演1時間30分前、PM17:00ぐらいの出来事である。リハーサルも終了し、最終チェックが始ると、BASSから断線と思われる「ジリジリ...」音が、遅れて到着した直後の出来事であり、かなり「あせった」と言うか、「これはやばい」ぞ...と。

開演1時間25分前後、BASS担当のMAIKOは「私の弾き方が悪かったから...」、アーティストにこんな発言をさせてしまった。最悪である。そこで出した決断は、一人は配線チェック、一人は、都内に近い事も有り、事務所に戻り、DX ZONE BASSを急遽(事務所には、LIVE前のリハーサルで最終的に戻されたZONE BASSがあった為、最悪の場合、それを使用)、取りに行くと言う決断であった。但し、往復でギリギリな時間、それも電車の乗り継ぎがパーフェクトな場合だ。駅まで走る中、乗換駅の上野まで、ZONE BASSを持ってくるよう電話し、そこで受取り、また戻ってくる。完璧であれば開演前には到着する予定であった。期待の微笑みを浮かべた人達を背中に走りに走り、上野駅でBASSを受取る(ちなみにBASSを持ってきてくれたのは、このブログでお馴染みの伊集院家氏)。Happening Again、電車が遅れている...。一瞬にして視界が闇に。すると突然、携帯が鳴り出す。「配線修理終了!もう大丈夫!」、同時に、電車が走り出す。とにかくこの時の安堵感は今でも鮮明に覚えている。バックステージに到着、するとスタッフ達の拍手が...「間に合った...」。到着後、すぐにLIVEが始った。記憶にない程のHappening Day。それ以降、私はベーシストではないが、DX ZONE BASSが大好きになったのである(笑)。

そう言えば、MAIKOにちゃんと謝ってなかったかな...、「MAIKO、あの時は心配かけてごめんなさい」。
dx_zone_bass_mex.jpg

posted by 真家秀樹
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