こんにちは、PL15担当です。
PL15とは、フェンダー社内でカスタムショップの事を指します。PLとはプロダクト・ラインの略称で、コロナ工場レギュラーラインはPL10、メキシコ・エンセナダ工場製品はPL14といったように、フェンダー製品群の一カテゴリを指すときにフェンダーではこのような呼称を使います。
さて、本題です。
先日、伊集院さんが触れましたジェフベックが使用しているストラトキャスターのセットアップについてですが、先月コロナ工場にて幸運にもマスタービルダー、トッド・クラウスが実演してくれました。彼は現在ジェフ・ベックと直接リレーションをしており、実際にベックがプレイしているストラトキャスターの製作やリストアを行っています。
トッドが通常ベックにストラトキャスターを渡す際には、なんと1弦開放で1音半アームアップ出来る状態までブリッジをフローティングさせているのです!!!このジェフ・ベック本人仕様にセットアップされたギターを弾いてみましたが、『すごい』の一言!トレモロアーム部分に薬指を引っ掛けて弦をベックみたいに爪弾いくと、言葉では言い表しにくい、あのちょっとうねるようなベックっぽいサウンドが出るではありませんか!
アームダウンも見た目とは裏腹にやり易くてちょっと感心しました。
でも、私がこの仕様のストラトを使いこなせるようになるにはまだまだ練習が必要だな・・・と痛感しました。こんなギターを巧みに操るベックは、まさに究極のストラトプレイヤーといえるでしょう。
実はこの仕様のギター、以前アメリカの楽器店に出荷したところ、お客さんから「このギターはブリッジが浮きすぎている、不良品だ」とクレームをいただいてしまい、以降フェンダー社の規定基準値に戻すことにしたというエピソードがあります。日本向けにこっそりとやってもらいたいと思ったのですが、運送中にブリッジが取れてしまったりしたら大変なので、やめることにしました。
トッド・クラウス氏プロフィール
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