観てきました。
ドキュメンタリー映画「ファヴェーラの丘」
リオデジャネイロ ブラジル・スラム街で生まれた希望のリズム

(C)2005 Favela Rising LLC
日本では4月5日(土)より公開が決定しており(恵比寿ガーデンプレイス内、東京都写真美術館ホールにて)、世界中の映画祭で高評価の衝撃作である。平和ボケしている我々日本人には正直、理解できない(この事実を受け止めたくない)事も多々あったが、これを書いている今でさえ、世界中のどこかでこの様な出来事と闘い音を奏でる人々がいる。まずは、この映画のキーワードとなる言葉から説明しましょう。
<ファヴェーラとは>
19世紀に、戦争で戦った兵士たちが、丘陵地に仮住居を構え、政府からの正式な住宅提供を待ったものの、政府からの提供や認可が無かったため、結果として不法占拠となってしまった住宅街。
ファヴェーラ語源は、先住民たちの祖国にあった丘の名前であるとか、生息していた植物の名前という説がある。

(C)2005 Favela Rising LLC
<あらすじ>
銃声や悲鳴が子守唄代わりの街。
警察すらもが暴力的な街。
パレスチナ紛争よりも多くの若者が死んでゆく街。
ギャングのリーダーになることが、子供達の夢である街。
麻薬ギャング、腐敗した軍警察に支配されたリオデジャネイロのスラム街は“ファヴェーラ”と呼ばれる。
本作は、数あるファヴェーラの中でも最も危険な地区として知られるヴィガリオ・ジェラウを舞台に、絶望的で息詰まるような日常から、希望ある未来を子供達に示そうと立ち上がった男を追ったドキュメンタリーである。
男の名はアンデルソン・サー。
家族や多くの友人をギャングや警察に殺されたアンデルソンは、悲しみとともに「なぜ憎しみ、殺し合うのか?どうすれば暴力を止められるか」を考え始めた。
「音楽は、誰の胸にも響く!」
一筋の光を見いだした元麻薬密売人の彼は、仲間とともに『アフロレゲエ』というグループを結成。
自らの悲劇を繰り返さないため、ギャングを夢見る子供達を救うため、銃や暴力ではなく音楽やダンスを武器に、ファヴェーラの丘に希望のリズムを響かせていく。

(C)2005 Favela Rising LLC
<アフロレゲエとは>
Grupo Cultural AfroReggae (アフロレゲエ文化グループ、以下GCAR)は、1993年に暴力的な麻薬産業と警察からの圧制に対抗すべく結成された、社会活動グループである。
ダンスやパーカッション教室といった数々のワークショップを通じて、スラム街に住む十代の若者達に対して文化と芸術を教え、彼らに市民としての身分を高める為のチャンスを与えることで、麻薬取引の世界に巻き込まれないよう正しい道作りを提供していった。数ある活動の中で、若者の注目を集め、ロールモデルとなったのは、音楽バンドBanda AfroReggae(以下アフロレゲエ)である。
アフロレゲエは、1995年にGCARのダンス&パーカッションのワークショップをきっかけに結成。メッセージ性の高いリリック、ヒップホップとブラジリアン・ビートをミックスしたサウンド、ダンスを交えた激しいステージで評価を高め、遂には2001年「Novo Cara」(Universal)でアルバム・デビュー。2005年には「Nenhum Motivo Explica A Guerra」(Warner)をリリース。ブラジルのみならず、ヨーロッパなど世界中をツアーし、高い評価を得ている。

(C)2005 Favela Rising LLC
再度言いますが、これはドキュメンタリーです。しかもブラジルで、です。
世界中には音楽を聴いたり演奏したくても、それをできない人達がいるということ。正直、痛いです。ただ、そんな状況下で産まれた子供達が楽器を演奏した瞬間の「顔」に救われました。音楽、楽器の力ってもの凄いんだと・・・。そんな音楽、楽器の力を信じている方に是非観て頂きたいです。闘っています。
「ファヴェーラの丘」公式HP
アフロレゲエ・オフィシャルサイト
アフロレゲエ・MYSPACE
adios! |